2021年1月25日月曜日

Dr.ニャンダの夢日記 第2話

第2話「タイムマシンのジレンマ EPISODE 1」 


私は、いつもの店で、コーヒーを飲んでいた。 

都会でも田舎でも無いこの街の駅から10分位歩いた所にある小さな喫茶店だ。 


マスターは、恰幅が良く小太りで、髭を蓄えた優しい顔の寡黙な男で、 

常連だからと言って、特に親しい訳でも無い。 

彼は、この喫茶店のマスター、そして、私は常連客だ。 

それ以下でも、それ以上でも無い。 


彼の淹れるコーヒーは、とびっきり美味い! 

という訳でも無く。かと言って、特に不味い訳でも無い。 

値段も500円と、平凡だが、おかわり自由だ。 

私は、ここへ来ると、必ず2、3杯は飲む。 


今、飲んでいるのは、ブルーマウンテン。 

いつものキリマンジャロでは無い。 

ブルウ、マウン、テェ~ン。 


何故なら、私は、とてもブルーな気持ちなのだ。 


というのも、先日、駐車違反を免れようとして、車を失ったからだ。 

(詳細は第1話を読んでね!) 

あの後は、更に大変だった。 

帰りは、渋々、タクシーさ。 

鉄くずと化したマイカーの、回収も、これまた大変だった。 

思いがけない大損害。 

大人しく駐車料金を払っていれば、こんな事には… 


後悔、先に立たず。 


ブラックで飲むブルーマウンテンの味が心に沁みるぜ… 


マスター、おかわり。 


私は、もう一杯、コーヒーを飲む事にした、ブルーマウンテンを再びブラックで。 



窓の外を、ボー――ッと眺めていると、ふと、閃いた。 


何、簡単な事さ。 

タイムマシンを作って、あの日へ帰るのだ! 

良し、善(?)は急げ! 

早速、ラボに戻って、タイムマシンを造るとしよう! 

その前に、もう一杯、コーヒーのおかわりを頂こうか。 

と、普段ならそう来る処なのだが、 

今は、もうブルーな気分じゃないので、 

「今日は、この辺で勘弁しといてやるぜ!」 


私は、ラボに戻ると、アッという間に、タイムマシンを完成させた。 

(はやっ!) 


そして、スイッチオン。 

ポチッとな。 



タイムマシンが何やら、カタカタと音を出し始めたと思ったら、

目の前が、真っ白になった! 


頭の中も、真っ白になって、意識が、遠のいて行った… 



私は、いつもの店で、コーヒーを飲みながら、

どうしたら、駐車違反を免れるかを考えていた。 



(第1話に戻る。 

そして、第2話に続くのだった。)

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