2021年1月25日月曜日

Dr.ニャンダの夢日記 第6話

第6話「目覚まし時計」 


私は、朝が苦手だ。 

目が覚めても、直ぐに 二度寝してしまう。 

これで、遅刻した事が幾度もある。 

明日は、大事な約束がある。 

遅刻する訳には行かない。 

困ったモノだ。 


いつもの喫茶店で、いつものコーヒー(キリマンジャロ)を飲みながら、

いつもの様に考え事をしていた。 



そして、いつもの様に閃いた! 


何、簡単な事さ。 

目覚ましを直ぐに止めてしまうから、二度寝してしまうのだ。 

だったら、目覚ましを簡単には、止められなくすれば良いのだ! 


良し、善(?)は急げ! 

早速、ラボに戻って、目覚まし時計を造るとしよう! 

その前に、いつもの様に、もう一杯、コーヒーのおかわりを頂いてからにしよう。 



私は、ラボに戻ると、いつもの様に、アッという間に目覚まし時計を完成させた。 



そして、次の日の朝。 


ジリリリリリーッ! 

けたたましい目覚まし音が鳴り響く! 


私は、いつもの様に、無造作に目覚まし時計へと手を伸ばした。 


「?」 


「無い…無いぞ!」 


おかしい。 

あるはずの目覚まし時計がそこに無いのだ。 


ジリリリリリリーッ! 

目覚まし音は、相変わらず鳴り響いている。 


しょうがないので、起きる事にした。(それが目的だろ!) 


すると、目覚まし時計は、元在った枕元から、1m位離れた位置で、

五月蠅く鳴き続けていた。 


私は、目覚まし時計に近付くと、目覚まし時計の頭のスイッチに手を伸ばした。 

その瞬間、目覚まし時計が猛スピードで、それを躱した! 


「にゃんですとォ~!?」 


そうは言った物の、良く考えてみたら、不思議でも何でも無かった。 

何故なら、そのように造りましたから。 



ジリリリリリリーッ! 


あれから、どの位、時間が過ぎただろう。 

私は、まだ目覚まし時計と格闘していた。 


何て素早しっこいヤツだ。 

電池切れを待つか? 

否、コイツには、超小型自己充電システムを組み込んである。 

こうやって動き回っていると電気を喰うが、発電中でも、あるのだ。 

スタミナは、私以上にあると見て間違い無い! 




その日、私は、遅刻した。 

ちゃんと、時間には起きられたのに… 



次の日、私は、とある古ぼけた店にやって来た。 


ここは、『何でも屋』。 

ありとあらゆる物を扱っていると豪語する店だ。 


実は、私は客では無い。 

今日は、私の造った目覚まし時計を売りに来たのだ。 


私は、薄暗い店内に足を踏み入れると、奥のカウンターにいる店主である

仙人の様な老人の元へ向かった。 


「やあ!」 

「おお! 

 これは、Dr.ニャンダ先生。 

 で、今回は何を造ったんだい?」 

「ジャッジャジャ~ン! 

 今回の、ビックリ、ドッキリ、発明品は、コレだッ!」 

「…… 

 目覚まし時計…だよね?」 

「チッチッチッ、 

 コイツは、そんじょそこらの目覚まし時計とは訳が違うよ~。」 



そこへ、一人の男が店に入って来た…

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